小学生100人が"リアル逃走中" 舞台は廃校になった中学校の校舎 白河市で元気と笑顔はじける 福島
子どもたちが全力で走る!走る!走る!迫り来るのは黒ずくめのハンター。果たして子どもたちはハンターから逃げ切れるのか!?人気番組を"本気で再現"した熱い逃走劇。福島県白河市で、子どもたちがハンターから逃げ回る"リアル逃走中"が繰り広げられた。
■「逃走中」の舞台は閉校した中学校
2024年3月に閉校した白河市の旧五箇(ごか)中学校に、10月26日小学生約100人が集まった。子どもたちの笑顔のため人気番組『逃走中』を、なんとこの場所で再現だ。
「学校は走ってはいけません。って」「でも今日は学校を走っていいんです」
この日だけは"校舎の中を走ってもOK"。子どもたちのテンションも最高潮だ。子どもたちは「絶対逃げ切るぞ~」と話す。
■逃走劇の開始
「作戦は自由...隠れるもよし、走って逃げるもよし、果たして子どもたちはハンターから逃げ切れるか!」子どもたちは次々と廊下を逃げる。
「怖いまじで、死ぬほど怖いわ」思い思いの場所に身を潜める逃走者たち。ハンターも全力で追いかけるが、安全のため階段はゆっくり。
■"ハンター"は地元商工会議所青年部のメンバー
ハンターを務めるのは、地元の商工会議所青年部のメンバーたちだ。中でもひときわ気合い十分なのが、青年部の齋藤俊輔会長・42歳。「(子どもを)追いかけ回すってことはあまりしたくないんですけど、今回に限っては全力で走って目標(の人数を)捕まえてきたいと思います」と話す。
頼もしい宣言が出た!目標の捕獲人数は30人!しかし......子どもにまかれる。ちょっとハンターお疲れ気味だ。「ちょっと捕まらないですね。子ども速いですね」
45分間の逃走劇。校舎には子どもたちの笑い声が響いた。参加した女の子は「ハンター速すぎて辛かったです」「階段から降りた時に(ハンターが)別人みたいに足速かったから怖かった」と話す。
廃校となった学び舎は、この日だけは子どもたちの"遊び場"に。白河の元気と笑顔がはじけた、熱い逃走劇だった。
















