衆院選2026【福島2区】 県内最多の5人が立候補 ベテランと若手が接戦を繰り広げる
第51回衆議院選挙、福島県内の各選挙区について詳しくお伝えする。県内の小選挙区で最も多い5人が立候補した福島2区は、ベテランと若手が接戦を繰り広げている。
■中道改革連合の前職・玄葉光一郎候補の選挙戦
中道改革連合の前職・玄葉光一郎(げんばこういちろう)さんは、11回の当選を重ね外務大臣や衆議院副議長を務めた経験が最大の武器だ。
前回は危なげない選挙戦だったが、今回は「崖っぷちに立ってると思っています」というように、2期目を目指す自民の根本拓さんとの"接戦"が伝えられる厳しい選挙戦に。これまで以上に新たな票の掘り起こしに奔走している。
目指したのは『公明票』の獲得。大票田の郡山市には斉藤鉄夫共同代表が駆け付け「『生活者ファースト』のその政策として、ぜひ私たちにこの力を与えていただいて、実行させていただきたい。玄葉光一郎さんとともに実行させていただきたいと思います」と訴えた。
さらに、より幅広い年代に親しみを持ってもらおうと新たに始めた試みが、SNSでの情報発信だ。「初めてやってるのでちょっと大変ですけど、楽しみながらやってます」と話し、自身の考えや選挙活動の様子を発信している。
初めての『真冬の選挙戦』に挑むためのホットアイテムは、マフラー。
「マフラーしているかしていないかで、全然違います。これ妻のなんですけどね、妻のなんだけど借りてきて、ずっと使ってて重宝です。とても助かっています」
訴えるのは、与野党の勢力が拮抗した『熟議(じゅくぎ)の国会』だ。
「自民党が大勝ちして、白紙委任するような形になると、また強行採決ってことになっちゃうんじゃないかなっていうのがとても心配なので、バランスのとれた議席構成になるように、なんとか協力してもらいたいなと思っています」
■自民党の前職・根本拓候補の選挙戦
自民党の前職・根本拓(ねもとたく)さんは、初めて立候補した前回の衆議院選挙では、比例復活で初当選していて、目指すのは小選挙区での議席獲得だ。
当選後は地元で250回以上の集会を開くなど、地域の声に耳を傾けてきた。今回大きな追い風となっているのが、選挙戦の初日から応援に駆けつけた高市総裁の人気だ。
根本さんも物価高対策を大きな柱に据えている。
「負担を軽減するための政策・ガソリン暫定税率の廃止、電気代ガス代の補助、こういう政策を進めてきました」
遊説の様子や自身の政策などは、SNSで日々発信。撮影スタッフが"空中戦"を支えている。
そのうえで、福島2区を駆け回る"地上戦"にも力を入れ、幅広い年代に支持を訴える。
真冬の街を奔走するために欠かせない根本さんのホットアイテムは、靴。
「子どもと公園行く時とか使ってたんですけど、雨の中でも雪の中でも走れる靴なんですね。この選挙戦、とにかく時間がないので走りぬかないといけないと思っていて、この靴履いてよかったなと思ってます」
2回目の国政へ。実現したいのは中小企業の成長を手助けすることで賃上げの循環を生む、中・長期的な経済対策だ。
「この福島の企業を支援すると、そして長い時間の中で稼げる力をつけていただく。これはすぐにつけられる企業もあれば、5年10年かけて成長していく企業もあるので10年後、20年後を見据えた、地域づくりが大事になってくると思います」
■参政党の新人・大山里幸子候補の選挙戦
参政党の新人・大山里幸子(おおやまりさこ)さん。初めて立候補した2025年の参議院選挙では、全体の約2割にあたる18万票余りを獲得し台風の目となった。
この日は辻立ちを重ねた須賀川市で、減税と積極財政の必要性を強く訴えた。
「日本だけが給料が上がってないんです。日本だけが成長が止まっているんです30年間、おかしくないですか?」
前回の『夏の参議院選挙』とはうって変わり、今回は『真冬の選挙戦』。
大山さんのホットアイテムはカイロ。体のあちこちに貼って寒さ対策をしていた。
「靴下に貼るカイロがね、割と良いんですよね。あとは今ね、衣類に貼るんですね。昔は普通に、シャカシャカやってポッケに入れるぐらいだったのですが、ちょっと私は時代遅れなので...今は衣類に貼る」
大山さんは「政治を他人任せではなく自分事として考えたい」と話す。
「私たちが守ってきた文化や伝統が少しずつ変わっていくのを黙って見ているのか、それとも希望のみえる日本をつくるために私たち国民が立ち上がるかです」
応援に駆け付けた神谷代表は「今回182人立候補してますけれども、大山さんのように人の気持ちを上げてくれる演説っていうのは少ない」と話す。
参政党として東北初衆議院での議席獲得を目指す。
「今まで選挙に行かれなかった方たちを中心に、選挙に行くことの大切さ、政治へ目を向けていただきたい。そういうことだけをまた、訴え続けていきたいと思います」
■日本共産党の新人・丸本由美子候補の選挙戦
日本共産党の新人・丸本由美子(まるもとゆみこ)さんは、物価高対策とともに原発ゼロや平和など党の基本政策を全面に掲げて選挙戦を展開する。
5期20年に渡って須賀川市議会議員を務め、前回に続いて2度目の立候補だ。
「ちょうど消費税導入の時に、私はお腹に子どもがいたんですが、出産費用にまで消費税がかかったという経験から、何故『生』にまで...という怒りで。消費税は廃止に向けてまず5%減税しよう、それは共産党しかできない仕事ですって訴えています」
厳しい寒さを乗り切る丸本さんのホットアイテムは、赤いコート。
「勝負服であるこの赤、このコートを娘がお母さん頑張ってねということでプレゼントしてくれたので、モコモコなんですけどこれが暖かくてこれで頑張っています」
自らの選挙とともに、比例東北ブロックで党の議席奪還も目指す。
■無所属で新人の遠藤雄大候補の選挙戦
無所属で新人の遠藤雄大(えんどうゆうだい)さんは、2025年に続いて2度目の国政選挙への挑戦となる。
元県職員で、震災後は福島の農業に携わってきた。
「農家さんが離農される方が本当に多いんですけれども、このままでは日本の農業はなくなってしまうと」
「安全・安心な社会の実現」をキャッチフレーズに、SNSを中心に独自の選挙戦を展開している。
















