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踏みとどまった15年 鮮魚店主・米倉弘典さん(福島・南相馬市) 東日本大震災から一歩ずつ

2026年3月11日で東日本大震災から15年となる。大きな被害を受けた福島県内の沿岸部はいま、あの日から確かな歩み続けている。

福島県相馬市の「浜の駅松川浦」では土日の2日間、「常磐もの」などを応援する催しが開かれ、マグロの解体ショーなどで盛り上がった。
訪れた人は「いいですね。震災前に戻ったみたいで、楽しい」と話す。

解体されたマグロを振る舞うための舞台裏を覗いてみると...手際よくマグロをさばいていたのは福島県南相馬市で鮮魚店を営む米倉弘典さん。
米倉さんは「原発事故で漁もできないという事だったので、最初の1年2年は本当に辛かった」と語る。

福島県内の沿岸漁業は、震災と原発事故のあと5年前まで魚の種類や漁の回数を制限する「試験操業」という形がとられた。
価格も下がったことで米倉さんの店も赤字が続き、一時は店を閉めることも考えたというが「常磐もの」のおいしさを伝えたいと踏みとどまってきた。
「みんなで頑張って協力して、ここまで持ち直してきたのは、やっぱり嬉しい限り」と話す米倉さん。

15年をかけて一歩ずつ。しかし確実に「浜の賑わい」が戻ってきている。