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アナこれ!

歌声で楢葉町を盛り上げる地域おこし協力隊

福テレアナウンサーが「これだ!」と思った話題を伝える「アナこれ!」
今回は大久保さん。震災からの復興が進む福島県楢葉町に移住した地域おこし協力隊の2人女性。楢葉町の好きな所を聞くと「波の音とかもダイレクトの聞こえてきて、すごく心地よくて好き」「海で歌うと本当の自分を出せる気がする」と答えた。歌で楢葉町を盛り上げる2人を取材した。

◇動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます。

歌う地域おこし協力隊

門間そらさんと小沢みくさん。20歳の2人は、高校時代からの親友。2人は、楢葉町に移住し2023年4月から「地域おこし協力隊」として活動している。2人は町を盛り上げようと「そら・みく」の名前で活動している。「そら・みく」は、歌声で町を盛り上げる楢葉町初の「歌う協力隊」だ。そらさんは「バンドを高校生の時に組んでいたので、自分たちにできることは?となったときに歌が真っ先に思いついた」と話す。

喜んでくれた町の人の姿に感動

宮城県出身の2人。2022年12月に、地域おこし協力隊の就業体験をした2人は、町の人達の「温かさ」に触れ移住することを決意した。そらさんは「こんな若い女の子たちが、町の事を少しでも考えてくれているとか、町に来ようと決断してくれたことで涙を流してくださった方がいて。私たちも力になりたいなって」と決断の理由を語る。

町の人たちも「そら・みく」を応援

2人がよく通う農家レストラン「げんき庵」 店主の山内富子さんが作る優しい料理は、2人にとって「母の味」そのもの。山内さんは「若い方が楢葉町においでになるということは、すごく嬉しかった。親の気分で頑張れと思っている」と話す。

若者の居住率が課題

原発事故の影響で全町避難を余儀なくされた楢葉町。事故から4年後、すべての避難指示が解除された。2023年5月31日時点では。震災前と比べ町の居住率は65.9%。人は戻ってきているが「若者の居住率」が課題となっている。

SNS で魅力発信

2人は、若者に活動を知ってもらおうと「SNS用の動画撮影」に力を入れている。世界中に楢葉町の魅力も発信したいと考えている。みくさんは「楢葉町だけではなく、いろんな場所からの皆さんが繋がれるようなきっかけになれたら」と語った。

若者達との交流の場も

7月1日「そら・みく」の2人が主催した交流会には、双葉郡に住む約20人の若者が訪れた。「そら・みく」の2人の歌声は。楢葉町を新しい色に染めている。
福島・富岡町から参加した人は「心があらわれるような二人のパワー、若いパワーを感じられるような歌声だった」と話し、楢葉町役場に勤める人は「貴重な若者って、まだこんなにいたんだと思って刺激されたし、自分自身ももっとやれることがあると奮い立たされた」と話した。

復興と共に2人の活動は続く

みくさんは「みんなが楽しめるようなイベント企画して、どんどん盛り上げていきたい」と話し、そらさんは「歌を届けて、いろんな人に勇気・感動を届けられたらなと思うし、それで若者が増えるきっかけになれればいい」と思いを語る。

2人は、7月29日に開催される「楢葉町サマーフェスティバル2023」のステージに出演する予定。いつか楢葉町のテーマソングを作りたいということで、今後の活動から目が離せない。

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