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「想像の倍は飲みにくい」ヨーグルトがSNSで話題《もっと!ぐっと!会津坂下町》

福島県会津坂下町にある「会津中央乳業」。看板商品の牛乳「べこの乳」は、長年地元で愛されてきた。近年、この牛乳を使ったヨーグルトが「想像の倍は飲みにくい」とSNSを中心に大ヒットしている。その驚きの固さと、誕生の背景に迫る。
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会津で愛され78年「べこの乳」
会津坂下町に工場を構える会津中央乳業は、創業78年を迎える乳業メーカーだ。看板商品は、女の子のキャラクターでおなじみの牛乳「べこの乳」。現在も会津の一部のエリアで学校給食として提供されており、子どもたちの成長を支えている。
そのおいしさの秘密は、殺菌方法にある。一般的な牛乳が130度で2秒という超高温で殺菌されるのに対し、「べこの乳」は85度で15分かけてゆっくりと殺菌する。この製法により、まるで鍋でことこと温めたような、自然な甘みとコクが生まれるのだ。
工場に併設された直売所「アイス牧場」では、「べこの乳」の絞りたての生乳を贅沢に使ったソフトクリームも人気。濃厚でクリーミーな味わいと香りが口いっぱいに広がり、その余韻を長く楽しめる。
「心してかかれ」SNSで話題のヨーグルト
数ある商品の中で、ここ数年で大ヒットしているのが「ソフトクリーミィヨーグルト」だ。発売から45年、会津の人々にとっては自動販売機でも売られていたほど身近なソウルドリンクだった。
このヨーグルトが全国的に注目を集めたきっかけは、会津中央乳業がSNSで発信した「想像の倍は飲みにくい。心してかかれ」という投稿だった。その言葉通り、中身はまるで豆腐のよう。ストローで飲もうにも、なかなか吸うことができない。
なぜこれほど固いのか。担当者の二瓶さんによると、「飲むヨーグルトの設備がなかった当時、食べるヨーグルトの設備でなんとか作れないかと苦心してできたのがこのヨーグルト」だという。今も当時と同じ製法を守り続けているため、この独特の「飲みにくさ」が生まれている。
肺活量が試される?早飲み世界大会
このユニークな特徴を逆手にとった「飲みにくいヨーグルト早飲み世界大会」も開催されている。参加者は飲むというより、一生懸命にヨーグルトを吸い尽くす。
ルールはプレーンといちご味を1本ずつ飲み、その合計タイムを競う。これまでの最速記録は1分24秒。単純計算で1本あたり42秒という驚異的なペースだ。早く飲むコツを尋ねると、二瓶さんは「根性、それだけですね」と笑う。
大会は毎年6月の第3日曜日(父の日)に開催される「ベこ乳マルシェ」の中で行われる。「我こそは世界一」という方は挑戦してみてはいかがだろうか。
《会津のべこの乳 直売所「アイス牧場」》
会津坂下町大字金上字辰巳19-1
【 営業時間】午前10時~午後5時(11月~3月は午後4時まで)


























