超攻撃的サッカーが止まらない!福島ユナイテッドFC 寺田監督と鈴選手が6日ホーム戦への意気込み語る

J3リーグ得点ランキングトップの18得点を誇る福島ユナイテッドFCは、現在9位ながら昇格プレーオフ圏内の3位まで勝ち点差わずか2という混戦状態だ。今回は、寺田監督と鈴直樹選手に話を聞いた。
■「点を取って勝つ」スタイルを貫く
寺田監督は就任2年目。昨シーズンはクラブをJ2昇格プレーオフまで導き、J3優秀監督賞を受賞した実績を持つ。今シーズンの目標について「目標はJ3優勝。これはもう、はっきりとしていますので。点を取って勝つというスタイルを貫いて戦っていきたい」と寺田監督は力強く語る。
――今シーズンも「超攻撃的サッカー」をピッチで表現できているのでは?
寺田監督:「そうですね。点を取って勝つというところは、もう選手とすでに共有していますし、そこに向けて選手が本当に日々必死になってトレーニングしてくれています。その積み上げが存分にピッチで表現できていると思います」
■加入3年目 鈴直樹選手
鈴直樹選手は加入3年目の25歳。豊富な運動量で攻撃・守備の両方をこなすサイドバックだ。最近はコーヒーを豆から挽いて飲むことにはまっているという。
――福島での3年目のシーズン、手応えはいかがですか?
鈴選手:「チーム全体、選手もスタッフも雰囲気良く楽しくサッカーできています。これから結果もついてくれば優勝も見えてくるのじゃないかと思って楽しんでいます」
■全員攻撃の象徴的シーン
福島の「全員で点を取りに行く」スタイルを象徴する試合があった。4月6日、アウェーでの栃木シティFCとの一戦だ。福島は後半1点を追う展開。しかし試合終了間際、アディショナルタイムに鈴選手のクロスから安在選手のゴール。土壇場で同点に追いつき勝ち点1を獲得した。
――このシーンを振り返ってみていかがですか?
鈴選手:「自分は途中から出たけど、必ず何か結果を残してやろうという気持ちで臨んだので、安在選手がスーパーなトラップとシュートで点決めてくれたのですごく嬉しかったです」
■優勝への道筋
――優勝という目標に向けてこれからどんなことを意識していく必要が?
寺田監督:「失点も多いので、そこにフォーカスするところあるけれども、ただ我々のスタイルである『点を取って勝つ』というところを、どんな状況でもぶれずに強い信念を持って貫くことが、最終的には優勝に近づくと思っていますので、そこは意識してやっていきたいと思っています」
■GW最終日のホームゲームに向けて
福島ユナイテッドFCは次節が5月3日、アウェーでカマタマーレ讃岐と、そして5月6日にホームでザスパ群馬との試合が行われる。6日はゴールデンウィーク最終日。「あつまれ!ユナキッズ」と題して様々なイベントが開催される。パトカーや消防車などが展示される「働くクルマ展」など、家族や友達と一緒に楽しめるイベントのほか、おいしいスタジアムグルメも盛りだくさんだ。
――お二人から6日の試合に向けてサポーターの皆さんに一言。
鈴選手:「次のホーム戦では、また行きたいと思ってもらえるような試合をしたいと思っています。たくさんの声援よろしくお願いします」
寺田監督:「福島ユナイテッドFCの点を取って勝つというサッカーを存分に楽しんでいただき、ゴールデンウィーク最終日でもありますし、翌日からの皆さんの活力になるようなゲームをしたいと思っていますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします」
超攻撃的サッカーを掲げる福島ユナイテッドFC。J3優勝、そしてJ2昇格を目指す彼らの挑戦は、まだ始まったばかりだ。5月6日のホームゲームで、彼らの熱い戦いを見届けよう。