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福島県の高校生の就職内定率は99.7% 過去2番目の高さ 背景に人出不足や少子化 県外流出も顕著に

2025年3月に福島県内の高校を卒業した人の就職内定率は99.7%で、過去2番目に高くなった。

福島労働局によると、この春に定時制を含む福島県内の公立・私立高校を卒業し就職を希望している人の、2025年3月末時点での内定率は99.7%と記録が残る1993年以降、2番目に高くなった。様々な業種で人手不足が深刻化しているうえに、少子化や大学進学で就職を希望する人が減っていることなどが背景にあると見られている。

また、このうち、県内への就職は69.3%と前の年から2.1ポイント減少し、若者の県外流出が顕著になっている。
福島労働局は、「内定率は景況感にも左右されるが、引き続き手厚い就職支援を続けていきたい」としている。