防犯カメラが捉えた!コインランドリー窃盗 役割を分担 4人組の犯行か いわき市で連日5件発生 福島
福島県いわき市で相次ぐコインランドリーを狙った窃盗事件。防犯カメラが犯行の様子を捉えていた。
■防犯カメラが捉えた犯行の一部始終
いわき市後田町にあるコインランドリー。被害を受けたのは、5月9日だった。
防犯カメラに映った映像、時刻は午前1時40分頃。フードを被りマスクを着けた3人が車から降りて店舗に入る。真っ先に向かったのが、両替などができるマルチ端末機。1人はすぐに逃走できるようにするためか、カートで出入り口が閉まらないようにする。他の2人は、バールのようなものを使い機械をこじ開けようとしている。
一方、外では1人が車で待機。4人組の犯行とみられる。
機械から現金を取り出すとそのまま逃走。わずか3分ほどの犯行だった。
■被害額は約300万円
被害に遭ったコインランドリーの担当者は「まっすぐ店に入ってきて、マルチ端末を狙ったという事で、一度下見をしていたのではないかなというところでは、計画性がみられますね。かなり悪質だと思います。手慣れた犯行でありましたし、役割分担もされていたので、もう色んな所を狙ってやっているんだなっていうところはあります」と話す。
店によると、盗まれた現金と機械の交換費用で被害額は約300万円に上るということだ。
被害に遭ったコインランドリーの担当者は「怒りと悲しみもあるんですけど、悔しいという思い。ちゃんと罪を償って、ちゃんと社会で自分のお金で貯めていって欲しいなという気持ちはあります」と話す。
■別の場所でも同様被害
この窃盗から約20分後、5キロほど離れたコインランドリーでも同様の手口で両替機を壊され現金が奪われる被害があった。
被害に遭ったコインランドリーの店主は「怒りしかないですよね。私みたいな被害のある人が1人でも減って欲しいなと思いますけどね。早く犯人捕まっていただきたいと思います」と話す。
■2日間で5件発生
いわき南警察署の管内では、5月8日から9日にかけてコインランドリーが狙われる窃盗事件が5件発生。警察では、同一グループによる犯行も視野に入れて、防犯カメラの映像を解析するなど捜査している。