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8年前の天皇杯以来の対戦 いわきFCがコンサドーレ札幌と1対1ドロー 勝ち点分け合う《J2第15節》

2017年6月22日忘れられない試合。舞台はJ1からアマチュアまでクラブ日本一を決める天皇杯。福島県社会人リーグでチーム発足2年目のいわきFCが当時J1の北海道コンサドーレ札幌を撃破!あの戦いから8年…両者が再びJ2で激突した。

◇明治安田J2リーグ第15節・5月11日ハワイアンズスタジアムいわき◇
<いわきFC 1ー1 北海道コンサドーレ札幌>

8年前はアウェーで、今度はホームで迎え撃つ一戦。
試合は前半10分。相手のミスを奪った熊田がキーパーと1対1のチャンス!しかし、決めきることができない。
チャンスを作れず攻め込まれるいわきは前半34分…。2023年までいわきに在籍していた家泉に決められ先制点を許す。
その後も我慢の時間が続くが、坂岸がゴール前ギリギリでブロックするなど、粘りを見せ、前半を1点ビハインドで折り返す。

「後半は加瀬選手入れようと思ったんで。アクション的な感じになって、いわきの前へのパワーが出ると思ったんで」と話したいわきFCの田村監督。
後半は追いつき、逆転へ!徐々にペースを握ると、谷村のドリブルが相手のファウルを誘いPKを獲得。喜びを爆発させる。
キッカーは熊田。「自分の中で蹴るコースを決めてたので、そこにしっかり蹴ることだけを考えてました」と話した熊田。同点弾は熊田の今シーズン初得点となった。

その後も最後の最後まで攻め続けたが、追加点を奪うことはできず。札幌と勝ち点1を分け合った。
試合後、元日本代表で札幌の岩政大樹監督は…「(いわきFCは天皇杯後も)素晴らしい取り組みされてますし、僕が知ってた頃はまだ地域リーグだったりしましたので、ここまで非常に速いスピード感で、来られている事は非常に素晴らしい事だと思いますし、日本サッカーの発展に貢献されているなと思っています」と称えた。

田村雄三監督は「それから(天皇杯から)年月が経って、札幌さんを迎えてホームで出来るというのは、我々が毎年しっかり、1年1年ここにステップアップしてきたことで出来ているんだなと思いますし、だからこそ勝ちたかったなってとこはありますけど」と話した。

いわきFCはこれで6戦連続の負けなし。順位は変わらず17位となっている。次節は17日アウェーで7位磐田と対戦する。