備蓄米の随意契約 福島県内のスーパーも仕入れ見込む マルトやブイチェーン ヨークベニマルは参加表明

備蓄米放出の随意契約をめぐり福島県内の複数スーパーも仕入れを見込んでいることがわかった。
政府の備蓄米の仕入れを見込んでいるのは、いわき市を中心に展開する「マルト」や郡山市を中心にブイチェーンなどを展開する「ブイワン」。全国の中堅・中小スーパーマーケットで構成される「シジシージャパン」が、備蓄米売り渡しで5000トンの随意契約を申し込んでいて、この2社もグループに加盟していることから配分を求めたということだ。
このうち、マルトは500トンを希望しているが、現時点で仕入れ時期や量は未定だということ。
また、ヨークベニマルは取材に「随意契約の参加は表明しているが、申請状況は答えられない」としている。
一方、備蓄米をめぐっては、27日随意契約の申し込み量が2022年産米の上限の20万トンに達する見込みとなったことから、受け付けを一時休止している。
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