男性県職員の自死は超過勤務やパワハラ 遺族が福島県に損害賠償を求めた裁判 県が請求棄却求め争う姿勢
超過勤務などを原因に自殺に至ったとして、福島県職員の男性の遺族が県に損害賠償を求めた裁判で、福島県側は争う姿勢を示した。
この裁判は県中教育事務所に勤務し、3年前、自ら命を絶った50代の男性県職員の遺族が福島県に約8468万円の損害賠償を求めているもの。
訴状の中で遺族は、男性職員が自死に至る直前の3カ月間は超過勤務時間が100時間を超えていた他、上司からパワハラを受けたことで心身の健康を害し自死に至ったと訴えていて、県が注意義務を怠ったとしている。
5月27日は第一回口頭弁論が開かれ、福島県側は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示している。