大熊・双葉両町長が復興支援を国に要望 除染土の県外最終処分の方針提示や十分な復興予算の確保など 福島
福島県の大熊町・双葉町の町長が8月7日環境省などを訪れ、復興に向けた支援を要望した。
大熊町の吉田町長と双葉町の伊澤町長は、7日浅尾環境大臣と面会し、国の復興支援についての要望書を手渡した。中間貯蔵施設に保管されている除染土について、2045年までの県外最終処分に向けた方針を早期に示すことなどが盛り込まれている。
双葉町の伊澤町長は「県・大熊町・双葉町との約束事ですから、それをしっかり守るためにやっていくという話はありましたけども、具体的な日程とかスケジュール感というのはまだ示されてはいません」と話した。
また、7日は経済産業省も訪問し、2026年度からの「第3期復興・創生期間」について、特定帰還居住区域の除染や帰還した住民の生活環境の整備などへ十分な予算を確保することを求めた。