先達山のメガソーラー 「災害リスクは低くなる」開発許可の取り消しを求めた市民団体に福島県が回答
福島県福島市の先達山にあるメガソーラーについて、福島県は開発許可の取り消しを求めていた市民団体に「災害リスクは開発前よりも低くなる」と回答した。
福島市にある先達山太陽光発電所の計画に反対する市民団体は2025年5月、土砂災害への対策が不十分などとして、事業者に対する林地開発許可を取り消すよう県に求めていた。
福島県は8月5日付でこれに回答し、「許可にあたり現地で調査を行った」としたうえで、「調整池の機能により災害リスクは開発前よりも低くなると考えられる」などと説明した。
市民団体の代理人・室谷悠子弁護士は「これで安全です。問題がありません。というようなつもりで県がこの回答をしたんだと、そうだとしたら、それは県の立場というか役割を誤っている」と話した。
先達山太陽光発電所は、9月末からの売電が予定されている。