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9月1日は「防災の日」 福島・矢吹町で女性支援防災イベント 女性目線で考える防災や避難所生活 

9月1日は「防災の日」。防災や避難所生活について、女性目線で考えてもらおというイベントが福島県矢吹町で行われた。

「防災の日」に合わせて、矢吹町で初めて開かれた女性支援防災イベント。東京に本社を置く株式会社キャンプから、避難所などで女性ならではの悩みを考えた防災キット100セットが寄贈された。

今回寄贈されたのは、ブラジャーと一体になったTシャツ。ワイヤーがなく、着ても目立たないため、避難所でも快適に過ごすことができそうだ。参加者たちはさっそくTシャツを触ったり試着したりして着心地を確かめていた。
女性の参加者は「ちょっと肌ざわり悪いんじゃないかなと思って中を触ったら、ちゃんと女性に優しい下着が入ってました」「災害がないにこしたことはないんですけど、いつどこであるのか分からないので、心の準備だけしとかなきゃならないかな」と話していた。

株式会社キャンプ・榊原美歩代表は「やはりプライバシーの問題であったりとか、下着の干す場所がない、どうやって寝るんだとか、そういった衣服の部分で私たちがサポートできる部分がすごくあるなという風に感じまして」と話す。

イベントには約30人が参加し、女性目線で避難所生活での不安に思うことや防災対策に必要なことを意見交換するなどして考えを深めていた。