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【福島県】医療用機器のパーツ出荷額が14年連続全国1位 補助金やマッチング事業が後押し

福島県は、2023年の医療用機器のパーツの出荷額が442億円と、14年連続の全国1位になったと公表した。

経済産業省が毎年実施している調査によると、医療器具のネジやバネなどのパーツにあたる「医療用機械器具の部分品・取付具・附属品」の県の出荷額は442億円で、14年連続の全国1位となった。前の年から191億円増えている。
また、内視鏡や電気メスなどの「医療用機械器具・同装置」の出荷額は827億円で全国2位。

福島県には大手医療機器製造企業の生産拠点が数多く立地し、その生産を支える中小企業が集積している。
福島県によると、2005年から医療関連産業の集積を目指した取り組みを進めていて、医療機器の製造業者は20年前と比べ2倍以上に増えたという。
県は、部品や機器の開発にかかる補助金など各種の制度や、大手メーカーと部品製造企業をマッチングするための展示会などを行っている効果が現れているとしていて「今後もこれらの取り組みを力強く進めていきたい」としている。