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ムシテックワールドなどの公共施設 須賀川市の財政を圧迫 民間への売却含め運営方法見直しへ 福島

福島県須賀川市は市内の公共施設について、民間への売却などを含めて検討を進めている。

須賀川市の「ふくしま森の科学体験センター」は、ムシテックワールドの愛称で親しまれる昆虫をテーマにした体験型学習施設だ。「うつくしま未来博」の会場跡地に2001年にオープンし、2024年度の来場者は約6万9千人で、ピーク時の水準まで回復している。しかし、施設の老朽化などから施設の維持・管理に毎年約1億5千万円かかっていて、市の財政を圧迫させる要因になっていた。

そのため、市は民間企業などへの売却も視野に、「施設存続のため、あらゆる方法を検討していく」としている。市は、2025年度からムシテックワールドを含め、45の公共施設で運営方法の見直しを進めていて、2027年度までに方向性を示す方針。