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<福島県>令和7年産のコメは全地域で出荷可能に 一部の地域では全量全袋検査継続

福島県は、県内で生産された令和7年産のコメについて、全量全袋検査が行われている一部の地域を除き、10月1日までにすべての地域での抽出検査が終了し出荷・販売が可能になったと公表した。

福島県では、東日本大震災と原発事故後、県内で生産される全てのコメを対象に全量全袋検査を実施し、安全性を確認してきたが、放射性物質の吸収抑制対策などを行い、平成27年以降5年間にわたって基準値超過がなかったことから、令和2年産米から放射性物質検査の手法を見直し。避難指示等があった一部の地域では全量全袋検査、それ以外の地域では抽出でのモニタリングにより米の安全性を確認している。

令和7年産のコメについては、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村、川俣町(旧山木屋村)の7町村で全量全袋検査を実施することとなっている。それ以外の地域での抽出検査は10月1日までに完了し、放射性セシウムはほぼすべての地域で「検出せず(検出限界値未満)」だった。