福島県の新米の予想収穫量 前年比大幅増へ 米価高騰で増産意欲高まる 作付面積が大幅に増加
今年の福島県内の主食用米の予想収穫量は、前年よりも大幅に増える見込みだ。
東北農政局によると、2025年産の県内の主食用米の予想収穫量は36万7800トンで、2024年より5万9300トン増える見込み。今年の作付面積が6万7000ヘクタールで、前年比119パーセントと全国で最も大きい増え幅だったことに加え、田植え期以降の天候に恵まれたことが要因だということ。
東北農政局の担当者は「米価高騰、高止まり等を背景とした増産意欲の高まりということで、作付面積が大幅に増加しているということでございます」と話した。
また2025年から新たに導入された、近年の高温の影響などを反映した10アールあたりの収量を示す指標「作況単収指数」は、基準を超える101を見込んでいる。