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初の女性首相誕生 自民・高市総裁が新首相就任 福島県民からは期待の声 自民・立憲 県連代表の受け止め

憲政史上初めて女性の総理が誕生した。自民党の高市早苗総裁が総理に選ばれ、新たな内閣が夜に発足する見通し。連立を組むことになった日本維新の会とともに、物価高への対応や福島の復興加速化など山積する課題に手腕を発揮することが期待されている。

■自民・高市総裁が憲政史上初の女性首相に

国会では総理大臣の指名選挙が行われている。日本の舵取り役を決める選挙、与野党の構図の変化は福島への影響も避けられないとみられる。
10月21日召集された臨時国会。自民党の高市早苗総裁が第104代総理に選ばれた。
「高市早苗君237」「高市早苗君を衆議院規則第18条第2項により、本院において内閣総理大臣に指名することに決まりました」
女性の総理就任は初めてで、連立政権樹立で合意した日本維新の会とともに物価高への対応や福島の復興加速化など山積する課題に取り組んでいく。



■高市首相誕生に福島県民から期待の声

「こんにちは、福島民報です。号外です。高市さん女性で初めての総理大臣です」
福島市で号外を受け取った県民からは...「もうちょっと地方にもね東京一極集中みたいな感じなので、ちょっと地方の方にも力を分けてもらえれば嬉しいかなと思います」「福島だと車がないとどこにも移動できないみたいなところもあるので、ガソリンが下がるというのは、どこか出かけるというのにもハードルが下がっていいのかなと思います」といった声が上がる。

また、郡山市では...。「(女性初は)もうすごく嬉しいです、それは。若い人のためになにかもうちょっと頑張ってほしいなと思います」「やっぱこのご時世なんでも物価高になってるので、それを少しでも抑えてほしいっていう気持ちはありますね」「(復興も)長い時間かかると思うんですけれども、やはり福島県のためにね、すごく頑張ってほしいなと思います」という声が聞かれた。

■新首相誕生に与党の自民党県連会長は

高市新総理の誕生について、自民党の福島県連会長の星北斗参議院議員は...。「予定通りとはいえ、(首相指名選挙が)参議院では2回目の投票ということになりました。少数与党という厳しい立場をですね、しっかり認識する必要があるなと思いました。一方で初の女性総理ということですから、みんなでしっかりと支えてですね、いきたいと思いますし」と期待を込める。
また、復興政策については風化を防ぐ必要があるという考えを強調した。「風化をしていくということが心配ですから、これは高市総理にもそうですし、新しく復興大臣になる方にもそうですし、理解をしてもらって、前に進めていただきたいと思いますし。これ止めてはいけないことがたくさんありますので、そこはしっかりと私も応援していきたいと思います。」と話した。



■野党第一党の立憲民主県連代表は

一方、立憲民主党の福島県連代表小熊慎司衆議院議員は...。「とりわけ国際的にも日本の政治の世界は女性の社会進出が遅れているという指摘を国際的にもされているなかで、多様性・政治の世界において、多様性といったものが進展した第一歩になったという意味では歓迎したいと思います」と話す。
その上で、復興の加速化に向けてリーダーシップを発揮するように求めた。「福島県・東北の立場からすれば、これまで大震災・原発事故災害に対して、高市さんが存在感を示したということが私だけではなくて、多くの福島県民があまり感じていなかったと思いますので、この現在進行形の原発事故災害に対して、停滞することなく、しっかり取り組んでいただきたいと思います」と話した。