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11月5日は「津波防災の日」 福島県沿岸部の学校や企業で一斉に訓練 自分の身を守る「シェイクアウト」

11月5日は「津波防災の日」。「いざという時の1分間で何ができるのか」福島県の沿岸部では訓練が行われた。

「地震が発生しました」震度6弱の地震を想定して行われたのは、指定された時間に自分のいる場所で、それぞれ身を守る行動をとる「シェイクアウト」と呼ばれる訓練。今回初めて、県内沿岸の10の自治体にある約700の学校や企業などが一斉に実施した。

双葉町の伝承館では、職員や来館者など200人あまりが参加。地震発生からまず1分間、「低く」「頭をまもり」「動かない」という行動の基本を確認する。
小学6年生で震災を経験した浪江町出身の横山和佳奈(よこやまわかな)さん。あれから約14年8ヵ月、「防災意識の風化」もこれからの大きな課題だと感じている。

東日本大震災・原子力災害伝承館の横山和佳奈さんは「大きな地震は自分の所では起こらないだろうって思ってしまったりとか、福島県の人だったら良くも悪くも地震慣れしてしまって、身の安定確保しないとかっていうのが起こってしまったりすると思うので、改めて地震があったら、そこまでの少ない揺れでも身を守るっていうことを徹底して欲しいなと思います」と話した。

必ずやってくる大災害、「津波防災の日」を機に命を守る行動を考えてみては。