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県立高校で個人データ漏えい疑い 「非認知能力」把握サービスの不正アクセス受け<福島県>

福島県は12月19日、県立川俣高校で生徒の氏名や性別などの個人データが流出した恐れがあると公表した。
川俣高校は非認知能力成長支援サービス「Edv Path」を利用していて、この運営業者「Edv Future」は、外部から不正アクセス(ランサムウェア攻撃)を受けてデータが外部に漏洩した可能性を公表していた。

川俣高校のデータで漏えいした疑いがあるのは、2025年度に在籍している生徒56人と2024年度に卒業した14人、教員26人の氏名や性別のほか、メールアドレスや「Edv Path」に登録された「自己肯定感」や「社会性」などの心理状況を把握するための回答内容など。
現時点で、情報が悪用されるなどの二次被害は確認されていないという。

「Edv Path」を運営する「Edv Future」は自社のwebサイトで、12月2日未明に外部から不正アクセスがあり、ランサムウェアの関与が疑われる痕跡を確認したとしている。これに伴ってデータの一部に消去等の影響が生じた可能性があるという。「Edv Future」は、外部アクセスからの全遮断や外部専門機関によるセキュリティ診断の追加実施などを行ったとしている。