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4歳女児と77歳男性に期限切れワクチン誤接種<福島県福島市>

福島市は12月24日、市が予防接種を委託している医療機関で使用期限切れのワクチンを誤って接種する事案が2件発生したと公表した。

1件目は12月20日、77歳男性へのインフルエンザワクチンの接種で誤りが発生した。
保管容器には接種2回分が入っていたが、1回目を別の人物に接種したあと、本来であれば24時間以内に残りを使わなければいけないところ、接種希望者がいなかったことから2日後に誤って接種してしまったという。

2件目は12月22日、4歳女児へのヒブワクチンの接種において、有効期限を69日経過したものを誤って接種した。ワクチンを入荷した際に、期限が半年先だったため期間的に余裕があると考えてしまい、この事案が発生するまで在庫の有効期限の確認をしなかったことからミスが起きたという。

両事案とも、医療機関から被接種者や保護者へ経過を説明し謝罪している。また、被接種者の健康状態に異常は無いという。

福島市は、予防接種を委託している全ての医療機関へこの事案を共有し、再発防止を呼びかけるとしている。