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福島・会津の三十三観音めぐり 日本遺産取り消しの可能性も!? 審査で条件付きの認定地域に

福島県会津坂下町にある金塔山恵隆寺。
本尊の千手観音像は立木観音として親しまれ、国の重要文化財に指定されている。

東北地方で最も早く仏教文化が花開いた会津地方。
数多くの寺院や仏像が残る中で、三十三観音巡りは当時の人々の信仰を追体験できるものとして2016年に日本遺産に認定された。
地域の文化財を活用し地域振興を進めようと、文化庁が認定する日本遺産。ブランド力強化などのため認定件数を100件程度に維持する審査制度が導入されていて、2025年12月に最新の審査結果が公表された。
審査の結果、会津の三十三観音めぐりは取り消しの可能性もある条件付きの認定地域に。
その理由として、文化財の多くが地域住民で維持管理されていることや訪れた人が魅力を体感できる事業の再構築の必要性などが挙げられている。

金塔山恵隆寺の藤田恵盛住職は「現状として、以前ほどは参拝のお客さんが増えているような感じではないので、もう少し連携をしていかなければならない。関係する方たちも会津の三十三観音の日本遺産を広げていこうという協力が必要」と語る。

6年後の審査で認定が継続されるよう、文化財を維持管理する持続可能な財源の確保や行政と民間の連携が求められている。