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福島県内を襲った春の大雪 最大8700軒が停電 新幹線などダイヤ乱れ3万人の足に影響 三春滝桜も被害

南岸低気圧の影響で福島県内は4日朝にかけて雪が降った。鉄道のダイヤも大きく乱れるなど生活にも影響が出た。



■白河市で最大25センチの積雪

4日午前9時の白河市の市街地。10センチ以上の雪が積もっていて、足元は非常に滑りやすくなっている。最大で25センチの積雪が観測された白河市では、朝から雪かきに追われていた。
雪かきをしていた男性は「この時期は水を含んでいて思い雪ですけどね、やっぱり歩きやすくしたいですからね」と話す。

農業を営む男性は、ハウスの倒壊を心配していたが、前日からパイプの数を増やして補強していたため被害を免れた。農家の男性は「つぶされてしまうと中の作物もダメですし、自然災害はつきものですので、どれだけ事前に情報を得て準備できるかかなと思っています」と話していた。



■重い雪の影響で停電・仕事にも支障が

4日朝にかけ中通りを中心に降り続いた重たく湿った雪。最大の積雪の深さは福島で5センチ、郡山で20センチを観測。広い範囲で停電も発生した。
24時間営業のコンビニエンスストアが真っ暗になっていた。信号も明かりも消えている。
東北電力ネットワークによると、福島市では最大約1900軒、県内では最大約8700軒の停電が発生。郡山市中田町で自動車販売や整備を行うこちらの会社では、一時的に整備作業をストップする事態に...。
ガレージ・エンドウの遠藤茂代表取締役は「整備やるのにリフト上がらない、洗車機使えない、エアーを貯めるコンプレッサー動かないでもうちょっと何にも出来ない状態」と嘆く。

一方、二本松市の東和支所では早朝から約5時間半にわたり停電が起き、一部の業務に影響がでた。二本松市東和支所・橋本浩幸課長は「申告に来たお客さんが5名ほどいたんですけれども(対応が)若干できなかったので、受付だけさせていただいて、そのあと連絡して随時(対応)やっていただいてるという状況です」という。



■新幹線で運休や遅れ

そして新幹線でも停電が。東北新幹線は東京ー盛岡駅間の上下線で、山形新幹線も東京ー福島駅間の上下線で運休や遅れが発生し、約3万人の足に影響が出た。
新幹線を利用する男性は「会社の方に連絡しましたら今日は休んでも大丈夫ですと言われたので、これから帰るところです」と話す。
停電の原因は倒木。二本松市内で線路脇の木が架線に倒れ込み、撤去作業が行われたということだ。



■いわきの道路で倒木・三春の滝桜も被害

一方、倒木は道路でも...いわき市三和町の県道。木が根っこから折れ、道を塞いでいる。いわき市の県道を走行中の取材クルーが道をふさぐ木を発見。県道を管理するいわき建設事務所に通報した。倒木は地元の土木会社により約30分で撤去が完了。
地元の土木会社では「きのう雨が降った状態で夜、雪に変わったので重みが増して、倒れたんでしょうけど。ここ数年ではこんな大きいの(大雪による倒木)は初めてかもしれないですね」と話した。

県内に混乱をもたらした春の大雪。開花を待つ三春町の滝桜には、雪の重みで枝が折れる被害も出ていて、三春町が対応を検討している。