2号機プールからの核燃料取出しへ 取出し設備設置完了<福島第一原発>
東京電力は、福島第一原子力発電所2号機での使用済み核燃料の取出しに向け、3月19日に核燃料をつかんで取り出すためのクレーン設備の設置が完了したと公表した。
東京電力は2026年度第一四半期の使用済み核燃料取出し開始を目指していて、これから作業訓練などに入るという。
第一原発2号機の使用済み燃料プールには、使用済みの核燃料587体と、未使用の燃料28体の、合わせて615体の燃料が保管されていて、プールの中で専用の容器に格納して建屋の外にある「共用プール」に移動させる計画。
東京電力はこの取出し装置について、2025年12月12日から試運転を実施し、2026年3月4日に完了。同月16日から原子力規制庁の使用前検査を受検し、18日に合格判定を得たため、これにより設置が完了したという。
1・2・5号機の使用済み燃料プールに残されている使用済みの核燃料は2000体あまり。事故で溶け落ちた核燃料=燃料デブリの取り出しと合わせて、この核燃料を取り出し安定した状態で保管することが課題となっている。
福島第一原発の廃炉は、2024年の燃料デブリ採取の着手をもって最終段階の「第3期」へと入った。一方で、何をもって「廃炉」の判断とするか、明確なゴールは示されていない。
国と東京電力は2051年までの廃炉完了を掲げている。















