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アナこれ!

使命は後世へ!夢は世界へ!老舗畳店の挑戦 テーマパークのような施設で時代に合った魅力発信

福テレアナウンサーが「これだ!」と思った話題を伝える「アナこれ!」
今回は松山さん。福島県須賀川市で創業280年を誇る「久保木畳店」 その一角に、畳のテーマパーク「タタミ ビレッジ」が2023年4月にオープン。「もっと畳を身近に感じてもらいたい」と願う畳店の思いを取材した。

◇動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます。

敷くだけではない新たな魅力

「タタミ ビレッジ」は畳文化を発信する複合型の施設。入口にはコースターにピアス手帳など、畳を使ったオリジナルグッズが並ぶ。どれも伝統とモダンが融合されたデザインになっている。
他にも、施設内では職人の手仕事を間近で見ることができる。またカフェでは、座敷にテーブルの表面も畳...存分に畳の良さを肌で感じることできる。
訪れた人は「畳のカフェは他にはないので来てみた。普段洋風なところにいるので実家に戻ったような気持ちになります」と話す。

良さを知ってほしい

久保木史朗さんは家業を継ぐため、2020年に東京から戻ってきた。「畳ビレッジ」の立ち上げは「畳の良さを多くの人に知ってもらいたい」という久保木さんの強い思いがあった。
久保木さんは「畳の需要がどんどん減っていく中で、畳に触れていただきたい。和室がない方でも畳に触れて"いいな"と思ってもらえるような施設を作りたいという思いがあった」と施設への思いを語る。

時代に合った魅力を

住環境の変化などから「畳離れ」が進んでいる。畳の国内の生産枚数は1996年は2694万枚だったが、2019年は250万枚と10分の1以下となっている。
しかし、久保木さんは「だからこそ時代に合った形で畳の魅力を伝えていきたい」と考えている。「複合的に魅力を入れる事が、より相乗効果を産んで大事になるという考えがある。五感で畳に触れて頂きたいというのが一番強い」と語る。

畳作りと同じ工程を体験

更に、畳を身近に感じてもらうためコースター作りが体験できる。工程は畳作りと同じで、畳職人のレクチャーを受けながら職人気分を体感できる。
オリジナルのコースター作りは、6種類の中から好きなデザインを選べる。3歳から体験可能で、事前の予約が必要。

後世に残すために

オープンから2ヵ月あまりの「畳ビレッジ」。久保木さんの思いが伝わり、多い日には一日100人ほどが訪れる場所になった。
久保木さんは「畳を後世に残すことを大事に、使命としてやっていまして、夢としては畳を世界に広げたいな」と語る。
「畳を身近に」そして「畳を世界に」久保木さんの夢は、ますます広がる!

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