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「2051年の廃炉完了」目標の実現は 事故から15年 東京電力・福島第一原発のいま キャスター取材

震災と原発事故から15年。一日に多くて5000人の作業員が行き来する第一原発は、廃炉に向かって歩みを進めている。廃炉作業が進む「現場の今」を日野佑希人キャスターが取材した。

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防護服なしで作業ができるように

「処理水の海洋放出開始から2年半あまりで、貯蔵量は約6%減少しました。廃炉作業に必要なスペースを確保するため、こうして処理水などを入れていたタンクの解体作業が進んでいます」

東京電力福島第一廃炉推進カンパニーの松浦英生リスクコミュニケーターは「タンクの中については、放射性物質の汚染は極めて低い状況。ほぼ今立っているところの線量と変らない。震災当初は防護服を着て作業をするという環境が多かったが、15年経ち放射性物質の飛散を抑制する取り組みを進めてきたので、一般の作業服で作業ができる環境になった」と説明する。

事故直後は原子炉建屋の周りに津波によるガレキが散乱していたが、今は片づけられ作業ができる状態に。事故の衝撃がそのままになっていた原子炉建屋も放射性物質の飛散を防ぐ措置が取られた。

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1号機・核燃料の取り出しに向け"カバー"完成

一方で「廃炉の本丸」=燃料デブリが残る1号機から3号機までは、この数年で大きなうねりの中にいる。

「1号機を見てみると、白いパネルなどが全体を覆っています。大型カバーの取り付けが今年の1月に完了しました。使用済み核燃料の取り出しに向けて準備が進んでいます」

事故直後、上部が骨組みだけになった1号機では放射性物質が拡散しないようカバーを設置。2027年度から2028年度にかけ使用済み燃料プールに残された約400体の取り出しを開始する計画だ。

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2号機・2回目のデブリと3回目の延期

1号機や3号機と違い水素爆発を免れた2号機では、2024年11月、そして2025年4月と2回の「燃料デブリ採取」を実施。2回合わせてわずか0.9グラムと1円玉1枚にも満たない重さだ。
約78億円をかけて開発した大型装置は、トラブルなどで投入が先送りとなり3回目の取り出し着手は2026年夏となる見通し

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3号機・2037年度以降に大規模取出しへ

3号機では2025年7月に、東京電力が燃料デブリの大規模取出しに向け工程案を公表。「準備に12年から15年かかる」として、開始は2037年度以降とされている。
燃料デブリの取り出しの実現性について、松浦リスクコミュニケーターは「まだ格納容器の中、燃料デブリの状況分かっていない事がある。作業員の安全、また周辺にお住いの地元の方の安全も考えながら作業を進めていきたい」と話した。

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2051年の廃炉完了は?

使用済み核燃料に燃料デブリ...これに加え、燃料デブリに触れた地下水などが「汚染水」として発生し続け、構内では採取された燃料デブリに匹敵するような非常に強い放射線を放つ廃棄物の存在も明らかになっている。

国と東京電力が掲げる「2051年の廃炉完了」。その実現性に異議を唱える専門家も現れるなか東京電力福島第一廃炉推進カンパニーの松浦英生リスクコミュニケーターは「工程ありきではなく、安全を最優先に安全を最優先に進めていきたいと考えている。ただ目標はあるので、それに向けて廃炉の方は粛々と進めていきたい」と述べた。

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