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《ガソリン定額補助》ガソリンスタンドは措置前から値下げ 客の声に押され 上限10円まで段階的に

5月28日発表された福島県内のレギュラーガソリンの平均価格、1リットルあたり179.1円と前の週から4.5円安くなった。政府の新たな措置によるもので、今後も段階的に引き下げられる。

郡山市鶴見坦にあるガソリンスタンド。
28日のレギュラーガソリンの販売価格は1リットルあたり177円。5月17日から徐々に値下げをし、6円安くした。そのわけが...。
ENEOS鶴見坦SS・安齋智善副所長は「『いつから10円下がるんだ』と、もうやはり、お客様はいきなり10円下がるという期待感がありまして、来店台数を分散させるというのを図りました」と話す。

相次いだ問い合わせ。それが政府が新たにスタートしたガソリンの「定額補助」だ。
5月22日から石油元売り会社への補助金の支給を通じて、全国平均の小売価格を引き下げていくもので、最初の週は5円引き下がるように、その後1週間ごとに1円ずつ段階的に補助額を増やし、6月中旬までに上限の10円の定額補助に移行する。

このガソリンスタンドでは、問い合わせが多かったことから政府の措置が始まる前に値下げに踏み切った。利用客からは「助かります、私やっぱり商売柄いろいろ車かなり台数あるので、助かりますやっぱり、少しでも安いと」「特にガソリン車なので、余計に思っちゃいますね。少しでもね(価格が)低いと、いろいろ生活面とかも助かると思います」といった声が。
ENEOS鶴見坦SS・安齋副所長は「できるだけ、やっぱりお客様の期待に応えられるように、努力していきたいと思っています」と話した。

28日発表された県内のレギュラーガソリン1リットルあたりの平均価格は、前の週より4.5円安い、179.1円。新たな補助による影響が現れている。