度重なる災害を乗り越えて...被災旅館がリニューアルオープン 心を込めた料理とおもてなしを 福島・相馬市
漁港を臨む福島県相馬市・松川浦で、新たな船出の準備がはじまっていた。
2025年で創業60年になる旅館兼食堂の「齋春」。専務の齋藤智英さんは「正直うれしい。あとお客さんが来てもらえれば、最高の料理をお出しできる」と話す。
2021年・2022年と相次いで福島県内を襲った福島県沖地震で「齋春」は大規模半壊し休業を余儀なくされた。それでも、常連客に励まされ仮設店舗で復活を遂げると、新鮮な海の幸と笑顔を多くの人に届けてきた。
建て替えが完了し、6月21日からいよいよ再出発を迎える旅館は、一人一人を丁寧に迎えるため客室を昔より少し少なくした。
専務の齋藤さんは「この地域ではお客さん減ったので、うちのオープンと共に松川浦を盛り上げたい」と話し、夏を迎える松川浦の輝きとおいしさを届けようと意気込んでいる。
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