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東電株主代表訴訟 原告側が最高裁に上告 二審で逆転敗訴 「誰一人責任を取らないというのは許されない」

原告側の逆転敗訴から2週間、東京電力の株主が事故の責任を求めて最高裁判所に上告した。

福島第一原発の事故をめぐり、東京電力の株主が旧経営陣5人に対して23兆円余りの賠償を求めた株主代表訴訟。
一審判決では、旧経営陣4人に合わせて13兆円あまりの支払いが命じられたものの、控訴審判決では原告である株主側の請求が棄却された。
原告側はこれを不服として、6月20日最高裁判所に上告した。

原告代表は会見で「あれだけの事故を起こして、誰一人責任を取らないというのは許されないと思っております」と訴えた。

東京電力は「個別の訴訟に関することは回答を差し控える」とコメントしている。