熱中症対策 薬剤師のイチオシは"経口補水液" こまめな水分補給と体を冷やす 高齢者と子供は特に注意
梅雨であることを忘れてしまうような暑さが続いているが、すでに"夏の経済"が動き出している。
■暑さで増える薬局への来訪者
福島県郡山市のコスモヘルスケア薬局。今週に入ってから薬の処方以外でも、薬局を訪れる人が増えているという。
コスモヘルスケア薬局の管理薬剤師・坂本昭菜さんは「急激な気温の上昇がありましたので、夜寝苦しいとか、睡眠の質が下がっているなという患者さんが多く見受けられます」と話す。
■薬剤師のイチオシは経口補水液
熱中症の予防に欠かせないのは屋外、屋内を問わず、こまめな水分補給だ。
コスモヘルスケア薬局の坂本さんは「薬局で熱中症対策として一番オススメの商品は、こちらのような経口補水液です。汗でナトリウムなどが(体内から)出てしまうので、そうすると、目まいとかふらつきとか、熱中症の症状が進んでしまうので、こういったもので効率的に補うことができます」と説明する。
ノドが乾いたと感じた時には、すでに脱水症状が進んでいることも多く、30分に一度の目安で飲むとより効果的だという。
■体温を下げるクールネックバンド
さらに「他におススメのアイテムはこちらです!クールネックバンドというんですが、冷やして使って首に巻くことで、物理的に体温を下げる事ができます。体にこもる熱を下げることもかなり有効かなと思います」という。
こまめに水分を補給しながら、体を冷やすことがポイントだ!
■高齢者と子どもは特に注意
一方で熱中症への注意が特に必要なのは...。
「高齢の方は汗をかきにくい分、知らない間に脱水(症状)になっていることが多いです。お子さんですと、なかなか不調を訴えにくいというところもありますので、特に注意が必要かなと思います。まだまだ暑くなることが予想されますので、何か不安な症状がある方は、気軽に薬局に相談しに来て頂ければと思います」と薬剤師の坂本さんは話した。
福島県内では6月20日、熱中症の疑いで12人が病院に搬送されている。
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