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無人自動運転トラックが走る 民間の次世代 舗装実験施設 新たな道路技術の実用化に向けて【福島発】

新たな道路技術を確立しようと福島県田村市の施設で始まった取り組みに注目だ。

走行するトラック。運転席をみると...なんと人が乗っていない。その目的は...。
大成ロテック・社長の加賀田健司さんは「2020年から温めてきまして、日野自動車さんと一緒にこういった施設を作れないかということで、協力を技術的な協力をしながらここまで来たという事でございます」と話す。

国内の民間企業として、初めてとなる次世代舗装実験施設。無人の自動運転トラックが24時間走行し、道路舗装の耐久性などを確認する。人の運転による実験は、1日8時間ほど。それが24時間、5台の無人の自動運転トラックを使うことで、これまで10年ほどかかった所要期間が1年半から3年ほどに短縮される見通しだ。
大成ロテックの加賀田さんは「試験を実証化できたものをここで耐久性を試験して、世に広めていくとこういったことで、いよいよスタートだなとこういうような気持ちで、しっかりと田村市さんはじめみなさんと一緒にやっていきたいと思ってます」と話す。

施設では「車が排出する二酸化炭素を吸収する舗装」や「地面に電気を流し車の充電ができる舗装」など18の舗装が整備され、技術の実用化に向けて今後も実証が続けられる。