食欲の秋!季節の味覚に異変? 暑さで野菜の収穫量は軒並み減少 ナシは小ぶりでも糖度は抜群【福島発】
9月10日は前日までと比べてがらりと空気が変わり、ようやく秋の気配を感じられるような一日となった。秋といえば食欲の秋だが、猛暑が続いた影響で、季節の味覚にも異変が起きている。
■野菜の収穫量は軒並み減少
新鮮な朝どれ野菜が並ぶ福島県須賀川市の直売所「はたけんぼ」。
例年だと里芋は、テーブルが埋まるぐらいに並ぶと言うことだが、今年は大幅に収穫量が減っているという。
2025年の夏の平均気温は、130年近い統計の中でダントツ...農家の高齢化も重なり、里芋の数は例年の半分ほどに落ち込んでいる。野菜の収穫量は軒並み減少し、トマトの価格は例年の1.5倍、レタスなどの葉物野菜は2倍近くまで跳ね上がった。
■上昇したカレーライス物価は低下傾向に
帝国データバンクによると、カレーライス1食あたりの材料費などの合計「カレーライス物価」は、1食あたり438円と1年で96円も上昇したが、3年ぶりに2ヵ月連続で前の月を下回るなど、消費者にとっては明るい兆しも。
■ナシは小ぶりでも糖度抜群
さらに...「きょうはナシを見ていこうと思ってるんですけど、家族が大好きなので」という女性客。秋の味覚の代表格、ナシは、例年よりサイズは小さいものの糖度は抜群!「食欲の秋」を楽しめる季節になりそうだ。
直売所「はたけんぼ」の深谷隆店長は「これからバーベキューだったりとか、芋煮会とか、そういった時期にもなってくるので、それを求めに来るお客さんにがっかりさせないような品揃えというのを、従業員一同、頑張っていきたいなという風に考えております」と話した。