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10月23日は"霜降" 今季一番の寒い一日 「朝ラー」賑わう 高速道路では早くも除雪車の出動式 福島

10月23日は福島県内の観測地点のほとんどで今シーズン一番の冷え込みとなった。23日は二十四節季のひとつ、朝晩の冷え込みが一段と深まる「霜降(そうこう)」。放射冷却の影響で福島で7.9℃、郡山で5.9℃の最低気温を観測するなど、県内30地点のうち29地点でこの秋一番の冷え込みとなった。

福島市の街なかにあるラーメン店には、冷えた体を温めようと「朝ラー」を味わう人の姿も。埼玉からの男性客は「だんだん寒くなってきたし、温かいものを食べたいなというのがあって、来ました」「良いですね。温まって。寒かったので、夜は」と話す。

朝晩の冷え込みが気になるこの時期は、お店にとっては「朝ラー」の繁忙期だ。
「らぁめんたけや」鴫原健さんは「これから仕事前に来てくれるというのはとてもありがたいです」と話した。

そして、早くも雪の季節を見据えた準備も始まった。
NEXCO東日本の郡山管理事務所では、高速道路の除雪や凍結防止の作業に向けた出動式が行われ、関係者約110人が安全を祈願した。
NEXCO東日本郡山管理事務所の高橋久仁彦所が「(今年は)冬型の気圧配置が強まる時期もあるという見込みでございますので、気を引き締め、万全な準備で雪氷対策作業に臨んでまいります」と挨拶。代表の園児が「運転に気をつけて頑張ってください」と言って職員に花束を渡した。

NEXCO東日本郡山管理事務所では、東北道と磐越道の合わせて124キロで11月1日から積雪や凍結対策を行う予定。