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備えあれば...冬タイヤへの交換はお早めに 福島県でも間もなく積雪・路面凍結の季節に

冬タイヤへの早めの交換を呼びかけようと、大規模な調査が行われた。
11月25日、国土交通省は福島県内でも交通量の多い国道4号線と国道49号線の合わせて6カ所で装着状況を調査。
このうち二本松市にある「道の駅安達」では、去年の同じ時期を11ポイント上回る装着率であることが確認された。
福島河川国道事務所の田村昭さんは「福島県内の国道4号も、路面が凍結する温度まで低下するようになりました。安全のために早めの冬タイヤの交換をお願いしたい」と呼びかける。
国土交通省では、後日県内全体の調査結果を発表する予定だ。

では、いつまでにタイヤ交換を済ませた方が良いのか?
福島テレビの斎藤恭紀気象予報士によると「タイヤ交換は今週末までに!」とのこと。12月1日(月)以降は強い寒気が県内へ次々に流れ込んでくる予報で、雨が降った日の深夜から朝にかけて路面凍結のリスクが高まるという。

雪道などでのノーマルタイヤと冬用タイヤの違いを検証した動画(提供:JAF)では、圧雪した道で車がブレーキをかけてから止まるまでに
◆冬用タイヤでは17.3メートル
◆ノーマルタイヤでは29.9メートル
と、約1.7倍の差が出た。
また、登り坂を走行するテストでは、ノーマルタイヤだとタイヤが空回りし、登ることができなかった。

福島県内の積雪も、例年だと12月中旬ごろだが、2025年は若干早くなる可能性もあるという。
タイヤ交換について、イエローハット福島南町店では、「今がピークで、11月の予約は埋まっている」という。ただ、予約はいっぱいでも飛び込みで交換できることもあるそうで、「一度電話をお願いします」とのこと。

事故やスタックなどを防ぐためにも、改めて早めのタイヤ交換を。