田村淳さんが亡き母との思い出語る 終活イベント「イタコト展」 思いを伝える大切さを考える
福島県郡山市の葬儀場「家族葬邸宅デュエ郡山昭和」で11月24日までの3日間行われた「イタコト展」。
家族や友人など大切な人に伝えられなかったメッセージを匿名で募集し、「心のこり」として展示するもので、120の作品が並んだ。
プロデュースしたのはタレントの田村淳さん。『終活』をテーマにした活動も行っていて、24日の講演会では5年前にがんで亡くなった母・久仁子さんとの思い出を語った。
「もう痩せた細い体でしたけど、母にハグしたらポンポンと背中叩いてくれて『本当ありがとうね』と『あんたが私にすごい心配かけたけど、私は幸せな母ちゃん人生でした』と」
事前に予約した約500人が話を聞き、『終活』を身近に受け止めていた。
参加者からは「今まで死について考えたことが無かったので、非常に良い機会になった」「今まで亡くなった母のことを引きずっているので、一つ前に進めたような気がする」との声が聞かれた。
イベントを主催するitakotoの伊賀都温社長は「みなさんバックボーンが違うと思うので、十人十色の終活があると思う。自分なりの終活をしてもらえれば」と語った。
イタコト展は全国で行われていて、今週末は愛知で開催を予定している。
















