約7時間クマとにらみ合い 柿の木の上に熊居座る 福島・北塩原村の住宅の敷地内 麻酔銃で捕獲し駆除
クマとのにらみ合いは約7時間続いた。福島県北塩原村で柿の木の上にいるクマが見つかり、駆除された。
上を見上げ、警戒を続ける人々。高さ約10メートルの柿の木にいたのは、体長60センチほどのクマ。12月18日午前8時ごろ北塩原村にある住宅の敷地内で木の上に登るクマが目撃された。
宮下記者:「クマの目撃情報が入ってから6時間が経ちましたが、いまだに柿の木の上に居座っています。毛づくろいをするなどして全く降りてくる気配はありません。いま柿の実を手で持って食べているように見えます」
村は住宅や国道が近いことから緊急銃猟を行わず、周辺の警戒をしながらワナを設置。麻酔銃を使って捕獲を試みる。
宮下記者:「麻酔を5分ぐったりした様子」そして...「クマがなかなか降りてこない状況。猟友会がいま長い棒を使って...あっ...今おろそうとしています...あっ...(落ちる)」
目撃から約7時間が経過した午後3時半すぎ、無事クマを捕獲、その後駆除された。人やモノなどへの被害はなかった。
近くの住民は「ここ学校もあります、中学校も。だから捕まってよかったです」と話す。
クマが登っていた柿の木は伐採された。福島県は中通りと会津地方に出しているツキノワグマ出没警報と浜通りの注意報を来年1月15日まで延長し、警戒を呼びかけている。
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