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「イオンモール伊達」2026年下期開業へ 順調に建設進む 県北・県中で続く商業施設のオープン 福島

東北最大級のイオンモールとして福島県伊達市に建設が進む「イオンモール伊達」。2026年下期の開業に向けて着々と工事が進んでいる。

■順調に建設進む「イオンモール伊達」

工事担当者:「赤くLEDを。各所吹き抜け回りですとか」
建設中の「イオンモール伊達」では12月18日、年末年始の労働災害を防ごうと福島労働局によるパトロールが行われた。
現在は鉄骨の組み立てがほとんど終了し、外壁の工事を行っているなど順調に工事が進んでいる。その姿が徐々に明らかになる「イオンモール伊達」は、2026年下期のオープンを予定。1日あたり5万7千人の集客を見込んで建設が進む東北最大級の施設で、県北地方のみならず山形県も商圏に入ると予想され、期待が膨らむ。

建築資材の高騰や労働者の確保などに苦しみ、当初の計画から開業が2年ほど先送りになったが、現在、内部のレイアウトやテナントの調整も進行中。1日約500人の作業員が開業に向けて汗をかいていて、福島労働局では「年末年始は繁忙となり凍結・積雪のリスクもある」として、安全により配慮するよう呼びかけた。

福島労働局の岡田直樹局長は「大規模ショッピングセンターということで、家族連れの方とかがですね、週末に楽しい時を過ごされる施設かなという風に思いますので、そういったものを作る際にもですね、竣工までですね安全に作業を続けていただけれればという風に思っております」と話した。

順調に工事が進んでいるという「イオンモール伊達」、オープンはいよいよ来年。新たなランドマークの開業まであと1年あるかないか!期待も高まる。

■県北・県中地区で商業施設の開業ラッシュ

福島県の県北・県中地区では、2026年から大型施設のオープンラッシュが始まる。時系列で見ていく。

2026年夏にはJR福島駅のすぐ近く「ダイユーエイトMAXふくしま」に「メガドンキ」進出で調整が進んでいる。下期には紹介した「イオンモール伊達」。
そして、その次の春には今度は郡山。郊外にある「ショッピングモールフェスタ」の跡地に「イオンモール郡山」がオープンする。私たちの買い物スタイルも変わりそうだ。

さらに福島市周辺を見ていくと、その後もまだ続く。福島市郊外のイオンタウンと連携して新たに建設される「イオンタウン福島南矢野目」は、開業日を2028年の10月として県に届け出た。
そして、市街地の今後のカギを握るJR福島駅東口前の再開発ビルは、2029年度の開業が予定されている。

次々と進む大型商業施設の建設、これらを活用しながらより魅力あるまちづくりが求められている。