【福島の家計簿】 当初予算案から見える課題と現在地(4)ふくしまの魅力発信 大型観光キャンペーン
シリーズで伝えている当初予算案から見る福島の現在地「福島の家計簿」、4回目の今回は大型観光キャンペーンについて。福島県は2026年度、8つの重点プロジェクトに3千億円あまりをあてている。このなかの「魅力発信・交流促進」に注目、まもなく大型観光キャンペーンもはじまる。
「湯通しをして冷水でとります」相馬市で水揚げされた天然とらふぐ・福とら。2月18日、福島市の土湯温泉の旅館では古殿町出身の和食料理人・野崎洋光(のざきひろみつ)さんが腕をふるい、首都圏などから集まった100人以上の参加者が「常磐もの」のおいしさを堪能した。
東京から訪れた女性は「とってもおいしかったです」「今日はちょっとフグだけ今いただいたんですけれども、常磐ものをいただきにまた来たいなと思います」と話す。
この催しは4月から始まる大型観光キャンペーン、「ふくしまデスティネーションキャンペーン」を前に福島県の魅力を発信しようと企画された。
新年度の当初予算案、総額1兆2600億円あまりのうち、「避難地域の復興加速化」や「安全・安心」といった8つの重点プロジェクトに3千億円あまりがあてられている。このうち「魅力発信・交流促進」をさらに深掘りしていくと、県のサイトの再構築、福島空港やJR只見線のPRのほか、「デスティネーションキャンペーン」やその前後のイベントの企画などに約8億円。県だけでなく、観光施設や交通機関なども様々な「仕掛け」を計画していて、常磐ものをつかった料理も約60の旅館やホテルで提供される計画だという。
料理人の野崎洋光さんは「黒潮と親潮がぶつかり合ってここがプランクトンの宝庫なんですよね。(県の食に)誇りを思うこと。それが福島プライドですよね」と話す。
経済の活性化にもつながるか。大型キャンペーンに期待が高まる。















