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通訳介さず直接ガイド 東日本大震災・原発事故の記憶と教訓を海外にも発信 16年目の新たな取り組み

震災の記憶と教訓を国内だけでなく"海外"にも広く発信するために、福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館が"震災16年目"の挑戦をはじめた。

震災の犠牲者を追悼する福島県浪江町の大平山霊園。ここで行われていたのは、外国からの参加者が被災地を巡るフィールドワーク。
このフィールドワークの特徴は、講師が通訳者を介さず直接英語でガイドすること。これまでと異なり講師が通訳も兼ねることで、コミュニケーションがより円滑になり、ガイドの充実化などのメリットがある。
東日本大震災・原子力災害伝承館が実施するのは、今回が初めて。

福島地域通訳案内士の大谷留美子さんは「日本人とは違う感覚で意見があるかもしれません。そういうことをシェアしていきながら、ここの地域の新しい未来を想像していけたら」と語る。

参加した3カ国(ドイツ・カザフスタン・ケニア)・7人の留学生からは「何が起きていたのか本当にたくさんのことを学べた。家族や友人、同僚など、みんなに伝えたいです。何が起きたのか、どうやったら学べるのかを」との声が聞かれた。

伝承館の外国人の入館者数は2025年度・2月時点で約4500人と全体の5%あまり。今後も今回のようなフィールドワークを続け、海外にも発信していく予定だ。