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あの日の教訓を震災を知らない世代につなぐ 当時は1歳から2歳 3人の高校生が未来へ示した決意 

3.11。私たちは、この祈りと教訓を明日へと繋げなくてはいけない。あの日を知らない、覚えていない人たちへ届ける思いだ。

■追悼式典で3人の高校生が壇上に
「もし震災がなく大熊町で生活していたら、どんな人と出会い、どんな夢を持ち、どんな人生を歩んでいたのだろう」
3月11日、福島市で行われた追悼式典で壇上に上がった3人の高校生がいる。会津学鳳高校の2年生・武内聡美(たけうちさとみ)さんと庄條のり(しょうじょうのり)さん、1年生の進藤慶(しんどうけい)さん。
当時2歳だった武内さんは大熊町で、庄條さんはいわき市で被災し、福島県の内外での避難生活を経験した。

■震災の記憶を知らない世代に
武内さんは「震災は負というか悪いイメージがあると思うんですけど、それはあるけど、今は前を向いて生きているよというのは伝わってほしいです」と話す。
庄條さんは「(被災者から)みんなにわすれて欲しくないという言葉をいただいてきたので、自分が代わりに代弁するという気持ちと、同じように同世代で震災から得られる今後の福島を考えていきたいということを伝えられればなと」と話す。

■教訓を未来へつなぐ
県内の人口約171万人のうち震災後に生まれた人は1割を超えている。あの日、1歳だった1年生の進藤さんは自分たちだからこそできることをしたいと話す。
「私たちは震災を肌で感じた最後の世代です。だからこそ、過去を教訓として胸に刻むだけでなく、私たちの手で、福島の価値を世界へと繋いでいきます」新藤さんはそう決意を示した。