テレビ番組テレポートプラス

防災大百科

8月のテーマは「台風」
『局地豪雨!道路冠水!くるま利用 無理をせず』

東京大学大学院客員教授で防災行動や危機管理の専門家
「防災マイスター」の松尾一郎さんと話をする。

【九州北部の記録的大雨から私たちは何を学べるのか?】
今回の豪雨は台風11号が崩れてもたらしたもの。
被害にあった方に共通するのは「車での避難・移動」が多かったように感じる。

<冠水している中での車での移動の危険は?>
JAFの実験では水深60センチで動けなくなることがわかっている。
車の内部に水が入ると電気系統がショートしエンジンそのものも壊れてしまう。
水圧でドアが開きにくく、閉じ込められる恐れもある。
とくにスライドドアは脱出が難しいとされている。
閉じ込められた場合、窓ガラスを割る脱出用のハンマーを用意しておくと役立つ。

<道路が冠水するなか歩いて職場へと向かう姿も...>
個人で判断するのは難しいので会社でどうするべきか決めておくべき。
地震の場合は防災計画を作っている事例は多いが水害に関しては少ない。
警報が発表されたら無理に出社しないルールがあってもよいのでは?

<県内でも過去に台風での大きな水害が発生。郡山市はその後...>
3D動画で浸水状況を可視化
【検索】郡山市 3次元ハザードマップ
台風15号による浸水被害を3D動画で再現。
いつから浸水が始まりピーク時にはどの程度の深さなのか、
水が引き始めるまでの状況がわかる。
その後「ゲリラ豪雨」を想定した3Dハザードマップも作成され、
住民の避難に役立てる。

<周囲が水に浸かった場合外に出て避難するのは危険 避難はどうあるべき?>
夜中・早朝など暗い時間帯に浸水しているところを避難するのは危険。
明るいうちに避難するといっても、そもそも避難できる状態にあるのか判断するのが重要。
避難する=逃げることではない。避難は命を守る行動をとること。

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