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村自慢の逸品が道の駅に勢揃い 色とりどりのカスミソウと生大福!?《もっと!ぐっと!昭和村》

福島県昭和村で愛され続ける自慢の産品の数々。「てえらな心」(方言で穏やかな心)で丁寧に作られたカスミソウや生大福、伝統工芸のからむし織など、村の魅力を道の駅からお届けする。

◇【動画で見る】動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます

昭和100年、村名に込められた歴史

昭和村の名前の由来は、旧野尻村と旧大芦村が合併した時期が昭和に入ってすぐだったことから、その年号をとって名付けられた。まもなく昭和村は誕生して100年を迎える節目の年となる。
今回は村の中心部に位置する「道の駅からむし織の里しょうわ」から、村自慢の数々を紹介する。

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全国一位の「カスミソウの村」

道の駅に一歩足を踏み入れると、パッと目を惹くのがカスミソウだ。昭和村では夏から秋にかけての出荷量が全国一位を誇り、「カスミソウの村」としても知られている。
駅長の齋藤久美子さんは「白いカスミソウに安全な染料を吸わせ染め上げた染めカスミソウ。ドライフラワーにして長く楽しめる人気商品です」と話す。
実は7月7日は「カスミソウの日」でもある。白い小さな花が天の川を流れる星屑のように見えることから、七夕にちなんで制定された。

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七色に輝く生大福、新作は「かき氷生大福」

昭和村の魅力は見て楽しむだけでなく、味わうことでも堪能できる。道の駅では土・日・祝日限定で生大福(1個230円)を販売している。
一番人気は「じゅうねん」。昭和村特産のじゅうねんを生クリームと混ぜた名物だ。他にも「こしあん」「スイートポテト」「ずんだ」「ホワイトチョコ」など様々な味が揃う。
そして注目は現在開発中の「かき氷生大福」。黄色の生地にはマンゴー味のシロップを、青の生地にはブルーハワイのシロップを混ぜ、中にはそれぞれマンゴーとサクランボが入っている。
齋藤さんによると「村にある『民宿まつや』の羽染さんが、昭和村の名物にしようという思いで作っています。かき氷大福は私のアイデアも入っています。7月19日に開催される夏祭りで、好評だったら正式に販売したいと考えています」とのこと。

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600年以上受け継がれる「からむし織」

最後に紹介するのは、触れて楽しむ村の伝統工芸品「からむし織」だ。村で生産された「からむし」という植物の繊維から作られた織物で、国の伝統的工芸品にも指定されている。
栽培から糸づくり、織りあげるまでは全て手作業で行われ、600年以上もの間、人々の手によって受け継がれてきた。
昭和村では平成6年から「からむし織」を多くの人に知ってもらおうと、村に一年住んで体験してもらう取り組みを続けている。体験生は「織姫」「彦星」と呼ばれ、一連の技を学ぶ。2024年までに143人の織姫・彦星が体験し、このうち37人が今でも村で暮らしている。
その一人が道の駅・駅長の齋藤久美子さんだ。宮城県出身の彼女は、6年前に織姫として村にやってきた。「織物がしたいという思いで応募しました。からむし織のほかにも、人の優しさや自然豊かで四季がはっきりしているところに惹かれ、村に残ることにしました」と語る。

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<道の駅からむし織の里しょうわ>
昭和村大字佐倉字上ノ原1
営業時間:午前9時〜午後5時(年中無休)

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