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旬を超えた桃の魅力!秋冬に味わう贅沢なお菓子とブランド豚《 もっと!ぐっと!桑折町》

モモの産地として知られる福島県桑折町。「献上桃の郷」として名高い町では、モモの季節を過ぎた10月にも楽しめる独自のグルメが育まれている。「ロイヤルピーチポーク」は桑折町産のモモと地元の酒粕を餌に与えたブランド豚。そして冷凍保存技術で通年提供される「桑折 桃ふく」。モモの町ならではの知恵と工夫が詰まった、旬を超えて味わえる桃文化を探る。

◇【動画で見る】動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます

桃と酒粕で育った「ロイヤルピーチポーク」

桑折町を訪れると、街のシンボル半田山を背景に一面に広がるモモ畑が目に入る。ただし10月となれば、すでに収穫を終えている。しかし、この町には旬を超えて楽しめる桃グルメがある。

最初に訪れたのは「うぶかの郷」。美肌の湯として親しまれる温泉と、地元の食材を使った料理が味わえる宿泊施設だ。店内に入ると、「MomoGocochi」という、モモの石鹸が並び、モモの町の雰囲気を感じさせる。

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この施設で提供されているのが「ロイヤルピーチポーク」。桑折町産のモモと日本酒「辛口桑折」の酒粕を飼料として与えた特別なブランド豚だ。試行錯誤を重ねること10年。ついに2021年に誕生したこのブランド豚は、桑折町の特産品を詰め込んだまさに「地産地消」の逸品といえる。

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やわらかな食感と甘みが特徴のとんかつ

「うぶかの郷」では、ロイヤルピーチポークを使った料理が楽しめる。なかでも人気なのが「豚カツ定食」(150g 1700円)。大きな一枚肉が特徴的なとんかつは、地元「安齋醸造」のソースと相性抜群だ。

一口かじると「柔らかい。お肉がふわふわですね」と思わず感想が漏れる。肉の繊維が細かく、柔らかな食感。そして何より、油がさっぱりとしていながらも肉の甘みが感じられるのが特徴だ。

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和泉さんによると「モモと酒粕が豚肉の味に大きな影響を与えている」とのこと。現在は桑折町のスーパーでも販売されており、「これからどんどん量を売っていけば、毎日の夕食に使えるぐらいの値段に抑えて販売していきたい」と和泉さんは語る。

<うぶかの郷>桑折町大字南半田字川端22  
【食堂】営業時間 午前11:30~午後1:00/定休日:火曜日
◇ロイヤルピーチポーク 豚カツ定食(150g)1700円
◇ネギ塩豚丼定食(秋限定)1000円

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一年中楽しめる「桑折 桃ふく」

ガッツリと豚肉料理を楽しんだ後は、デザートも欠かせない。季節外れの10月にモモのデザートはないと思いきや、桑折町にはそれがある。

手作り菓子工房「大野屋」では、「桑折 桃ふく」(248円)を提供している。昭和25年の創業以来、地元の人に愛され続けるこの和洋菓子店で看板商品の一つとなっているのだ。
「桃ふくは大福ですけど、使用しているモモは桑折町産のあかつきです。煮込んでから冷凍して保存しているため、年中提供できるんです」と店主の大野隆男さんは説明する。

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モモの形に整えられたピンク色の大福は見た目にも可愛らしい。中には桑折町産のモモ「あかつき」と特製生クリームが入っており、それを特製白あんとふっくらとした大福餅で包んでいる。
一口食べると「モモがおっきい!」と驚きの声が。白あんやクリームが入っているため甘さが強いのかと思いきや、「甘さ控えめで食べやすい」と大野さん。モモの美味しさと甘さを邪魔しない絶妙な味わいに仕上がっている。
冷凍の状態で販売されているため、オンラインでのお取り寄せも可能だ。

<手作り菓子工房 大野屋>桑折町字本町3  
【営業時間】午前9:00~午後6:30  
【定休日】水曜日 第1・3火曜日
◇桑折 桃ふく 248円

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