創建140年の東光寺が、子どもたちのための新たな居場所を提供。鬼子母神が祀られたこの寺院では、遊び場の開放だけでなく、栄養たっぷりの手作りランチや「おもちゃクリニック」も実施。七代目住職の元幼稚園教諭としての経験を活かした子育て支援の取り組みがママ友の間で評判を呼んでいる。

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"隠れ家的"遊び場

福島市森合、福島高校グラウンドの裏に、寺へと向かう階段と駐車場を案内する表示がある。このうち、駐車場へと続く坂を少し登ると15台ほどが駐車できるスペースがありオシャレな外観の建物が見えてくる。
ここは、創建140年の歴史があり、子どもを守る神として信仰される「鬼子母神」が祀られている「東光寺」。寺のすぐ隣にあるのが、看板のない隠れ家的な遊び場だ。
東光寺は、2024年に客殿をリニューアルし、行事がない時に子どもの遊び場として開放している。

住職の前職は...幼稚園の先生

どうして遊び場を作ったのか？七代目住職の齊藤幸弥さんに話を聞くと「10年ほど前に幼稚園の先生をやっていた。子ども達が楽しく遊べる施設ができればなと思いつくった」という。
何度か利用しているという保護者は「お寺なのに、こんな空間があることにびっくり」と話し、ママ友の間でも話題になっているという。
この東光寺の遊び場は、施設の維持・管理のために利用時間30分ごとに100円の協力金をお願いしている。

ランチもできる

また遊び場のすぐ隣のスペースでは、ランチをいただくことができる。食材や調味料などにもこだわった身体に優しい、栄養たっぷりの手作り定食を毎週木曜日から土曜日で提供している。もちろん子ども用のメニューもある。
食事だけの利用もできるので、おひとりさまでもお友達と一緒でも楽しめる。

《店舗を持たないごはんや「紬」》
【営業日】木曜日～金曜日※予約は午前11時のみ可
【営業時間】午前11:00～午後2:30（L.O午後2時）

おもちゃの修理も

子どもたちの笑顔のために様々な取り組みを行う東光寺では、おもちゃの修理もしてくれる。
月に2回開催する「みんなのおもちゃクリニック」では、壊れたおもちゃをボランティアが無料で修理する。ぬいぐるみやラジコン、電子おもちゃなど修理を希望する場合は、遊び場開館の日に電話で確認を。
※開館日はホームページまたはインスタグラムで紹介