テレビ番組サタふく

クマと遭遇したら?クマ避け対策と対処法

福島大学食農学類准教授・望月翔太さん(福島市有害鳥獣被害対策協議会アドバイザー)に、クマ遭遇を防ぐための対策と、万が一遭遇した際の対処法について話を聞きました。また、ホームセンターでクマ対策グッズの販売状況も調査しました。

クマとの遭遇を防ぐ対策

望月准教授によると、クマとの遭遇を避けるためには、まず自治体が発信するクマ出没情報をチェックし、出没地域には近づかないことが重要です。特にクマが活発に行動する「夕方から翌朝」の時間帯は山に近づかないよう注意が必要です。
山や野外に入る場合は、クマ鈴を身につけることが効果的です。「同じ姿勢で作業していると音が鳴らないことがあるので、定期的に鈴を鳴らして自分の存在を知らせてください」と望月さんは話します。クマ鈴がない場合は、手を叩いたり大声を出したり、ラジオや笛などで定期的に音を出すことも有効です。
また、やぶの伐採など「うっそうとした環境を少しでも減らす」ことや、生ごみの適切な処理も重要です。ゴミ出しは各自治体のルールに従い、畑の作物くずなどもきちんと処理しましょう。

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クマと遭遇した場合の対処法

万が一クマと遭遇した場合は、距離が10m以上あれば「ゆっくりと後ずさりをしてください」と望月さん。「走って逃げるとクマが追いかけてくる可能性があります」。安全な場所(車や家の中、木の陰など)に移動し、クマの様子を確認しましょう。
クマが5〜6mの距離まで近づいてきた場合は「クマスプレー」の使用が効果的です。トウガラシ成分が入ったスプレーで、クマが逃げるまで噴射し続けます。使用時は風向きに注意してください。
最後の手段として「防御姿勢」があります。頭と首を守りうつ伏せになることで、致命傷を避ける可能性が高まります。これは「ヤブから急にバッと出てきた時など、我々人間ができることはない」状況での最終手段です。

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クマ対策グッズの販売状況

ダイユーエイト福島黒岩店(福島市)では、クマ対策グッズの売れ行きが昨年の3倍近くに伸びています。特に人気なのがクマ鈴で、「小さいお子さんに持たせるために小さめの鈴」や若い方の購入も増えているといいます。
その他、「ケータイホーン(3,058円)」や「激臭シート撃退 クマ(3コ入 1,628円)」なども販売されています。

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お知らせ
野村・大久保(のむくぼ)コンビを今年もよろしくお願いします!
サタふくは2025年4月で45年目に突入しました!さらにパワーアップしてがんばります!!
次回の放送内容
11/22(土)
・白鳥&佐々木アナの今年郡山市にオープンした激安スーパーへ!
・熱戦中のデフリンピック!野村的みどころは?
・福島縦断となりの駅「松川駅編」つづき

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