テレビ番組サタふく
「デフリンピックを通して夢と希望を日本へ」デフバスケ日本代表 越前由喜選手が語る東京大会への思い

福島県西郷村出身の越前由喜選手(26)は、県立郡山支援学校で教員として働きながら、デフバスケットボール男子日本代表として活躍しています。11月に東京で開催されるデフリンピックに向けて、県内教員で結成された「福島教員Aチーム」での練習風景や、聴覚に障がいを持ちながらもバスケットの道を切り拓いてきた越前選手の熱い思いに迫りました。
県内教員チームで腕を磨く日本代表
須賀川市にある清陵情報高校の体育館。週に1度、この場所に集まるのは県内の浜通り・中通り・会津地方の教員で結成された「福島教員Aチーム」の面々です。全国大会を2連覇した強豪チームで、20代から30代の若い先生たち。この中にデフバスケ男子日本代表がいると聞きましたが、そのレベルの高さから一見して見分けることは難しいほどです。

「とにかく一生懸命でひたむきな選手。ポイントガードとしてチームをまとめる精神の持ち主」とチームメイトから信頼される越前由喜選手。1999年生まれの26歳、西郷村出身で現在は県立郡山支援学校に勤務しています。
バスケとの運命的な出会い
生まれながらに聴覚に障がいを持つ越前選手がバスケットボールと出会ったのは小学3年生の時でした。「体育館でボールをつくと振動で伝わってくる。シュートしてゴールに入った時のネットの感触」に魅了され、それまで憧れていた野球を諦めてバスケの道へ進むことを決意したといいます。
「デフバスケの場合は声かけがないので、意外とシーンとした会場で、ボールをつく音、シューズがキュッキュッとなる音ぐらいしか聞こえない。静かだけれども、心は燃えて試合に集中している」と越前選手は説明します。

デフリンピックの応援スタイル「サインエール」
東京2025デフリンピックでは、新しい応援方法「サインエール」が取り入れられます。
1. 手話で拍手(手をひらひらさせる)した後、手を前に出す「頑張れ」のサイン
2. 「大丈夫、勝つ」という意味の手話を両手で表現
3. 人差し指と親指で日本の形を作り、太陽が昇る様子を表現してメダルを掴み取るイメージを伝える動き
越前選手が小学生の頃に所属していた小田倉ミニバスケットスポーツ少年団からもサインエールが届き、偉大な先輩の活躍を楽しみにしているようです。
「デフリンピックを通して夢と希望を日本へ」と語る越前選手。11月16日から25日まで東京・大田区総合体育館で開催される大会での活躍が期待されます。観戦は無料で予約不要とのこと、詳細は大会公式サイトで確認できます。

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