JR東北本線を北から南へ25駅、沿線で出会う人々の魅力と土地の魅力をお伝えする「となりの駅」。今回は安達駅編の続きです。野村さんが、フラワーアレンジメント体験をしたり、高村智恵子ゆかりの温泉を訪れたりしました。

フラワーアレンジメント体験も「花工房Reiko」

一際目立つ看板が気になった野村さんは、「花工房Reiko」を訪れました。店主の安斎玲子さんは、生花以外の花を使った創作アレンジメントを販売しています。
「材料費だけで楽しめる」というフラワーアレンジメント教室も開催。毎月玲子さんが作る見本を参考に、生徒が自分の好きな時間に訪れ作品を作るそう。
実は野村さんのお母さんもアレンジメントフラワーの先生だったそうで、「家にこういう可愛らしいのいっぱいあったんですけど、ほとんど見てなかったです」と明かしました。
玲子さんがお店を始めたのは、お子さんが保育園に通っていた頃の趣味がきっかけ。先生方に褒められ、二本松の道の駅でも展示販売するようになり、1997年にお店をオープンしたそうです。
＜花工房Reiko＞二本松市油井字福岡431-1
【営業時間】10:00～16:00
【定休日】火曜日・水曜日

高村智恵子から名付けた「智恵子の湯」

玲子さんのお店を後にした野村さん。油井小学校が高村智恵子の母校だと知り、その周辺を散策しました。
すると「智恵子の湯」という温泉施設を発見。「なんとか"ちえこ"さんが経営している湯かもしれない」と考えながら入った施設で、支配人の根本正博さんにお話を伺いました。
根本さんによると、「高村智恵子さんが生まれた場所がここにあるんです。創業当時（42年前）、町長から智恵子の名前を旅館に使ってはどうかと提案があった」とのこと。ロビーには智恵子の写真なども飾られていました。
近くにある智恵子の生家や様々な資料を展示している記念館は、この日はすでに閉館していて訪ねることはできませんでしたが、高村光太郎・智恵子について詳しい方にお話を聞けることに。この続きは、次回の放送で。
＜智恵子の湯＞二本松市油井字八軒町81

＜智恵子の生家・智恵子記念館＞二本松市油井字漆原町36
【営業時間】9:00～16:30（入館は16:00まで）
【休館日】水曜日・年末年始（祝日の場合は翌日）
【入館料】高校生以上 410円 小中学生 210円