テレビ番組サタふく

ふくしま調査隊

【ふくしま調査隊】海外の展示会"イーワールド"を調査!

福島県と県内企業が連携し、ヨーロッパ最大規模のエネルギー関連産業の展示会へ参加する。その目的は、県内企業が持つ高い技術力や製品を海外に発信し、販路を拡大することだ。中でも注目されるのは、廃棄物から水素と炭素を同時に生み出すという画期的な新技術。県内企業の挑戦と、新しい技術が作る福島の未来を調査した。

福島県が目指す海外販路の拡大

福島県庁の次世代産業課は、再生可能エネルギーや水素、ロボット、航空宇宙といった次世代産業の育成や技術開発を支援している。その取り組みの一環として、ドイツで開催されるヨーロッパ最大級のエネルギー関連産業の展示会「E-world energy & water(通称:Eワールド)」に福島県ブースを出展している。
次世代産業課の児玉さんによると、福島県はドイツのノルトライン・ベストファーレン州と再生可能エネルギーや水素分野での連携を進めており、Eワールドへの出展もその一環だという。「海外出展を通して福島県企業が持つ技術や製品、サービスの海外販路拡大を支援しています」と児玉さんは語る。県の未来を見据え、企業の挑戦を後押ししているのだ。

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矢吹町の老舗企業が挑む最先端技術

今回、Eワールドに参加する企業の一つが、矢吹町にある大和三光製作所だ。1915年創業の同社は、工業用乾燥機や熱処理装置の専門メーカーとして長い歴史を持つ。
同社の嶋田さんは、昨年のEワールド出展の手応えを次のように語る。「昨年はドイツをはじめとしたヨーロッパ各国の方々に当社のブースにお越しいただき、PRを行うことができました。今年度、またお会いする約束をしている企業もあり、ネットワーク開拓に向けて手応えを感じております」
昨年の経験をバネに、今年はさらに大きな期待を寄せている。「新しいシステムについてPRしていきますので、これについてどういう反応があるか期待しております」と嶋田さんは意気込む。老舗企業が持つ確かな技術力と新たな挑戦が、世界の舞台で注目される。

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廃棄物が資源に変わる革新的システム

大和三光製作所がPRする「新しいシステム」とは、「バイオマス由来水素・炭化物製造システム」のことだ。このシステムは、福島県、福島大学、そして県内企業が連携して開発を進めている。
開発に携わる福島大学共生システム理工学類の浅田教授は、このシステムを「廃棄物の削減と資源循環、およびカーボンニュートラルを目指した新しいシステム」と説明する。具体的には、剪定枝や稲わらといったこれまで廃棄されていたバイオマスを熱分解することで、水素と炭化物(炭)を同時に生産するというものだ。
これまで活用が難しかった資源から価値あるものを生み出すこの技術は、環境問題への貢献も期待される革新的な取り組みである。

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水素と炭化物が拓く未来

このシステムによって生産された水素と炭化物は、さまざまな分野での活用が見込まれている。浅田教授によれば「水素は燃料やエネルギー源として、炭化物はタイヤの補強材などの工業製品として利用します」とのことだ。
エネルギーと素材を地域で循環させるこの「新しい地域循環型エネルギー・素材製造技術」は、EワールドでのPR後も実証研究が継続される予定だ。海外でどのような反応があるか、期待が膨らむ。
取材を終えた佐々木崚汰アナウンサーは、「県内企業の技術の高さに驚きました。新しい技術が作る福島の未来が楽しみです」と締めくくった。福島から世界へ。県内企業の挑戦が、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となるに違いない。

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