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いわき市水道局の工事入札を巡る官製談合事件 第三者委員会の調査に「去年の単価で積算した」

福島県のいわき市水道局の工事の入札を巡る官製談合事件。建設会社の取締役の男は、第三者委員会の聞き取り調査に「去年の単価で積算した」などと答えていたことが、6月21日までにわかった。
この事件を巡っては、いわき市水道局の眞山佳幸容疑者、大松興産の松原文司容疑者、文隆容疑者の3人が逮捕・送検されている。
第三者委員会の聞き取り調査に対し、取締役の松原文隆容疑者は情報漏洩を否定した上で、最低制限価格の積算については「去年の単価の数字を使った」などと話していたことがわかった。
捜査関係者によると、文隆容疑者らは業務で眞山容疑者と度々顔を合わせ、情報を漏らすよう働きかけていたとみられている。警察は金品の授受がなかったかどうかも含めて捜査を進めている。